2011年2月の記事一覧 :
2月15日、モスクワ国立音楽院から、ナターリャ・トゥルーリ教授(ピアノ)、セルゲイ・クズネツォフ教授(ピアノ)、そして学生でヴァレンティン・ウリューピンさん(クラリネット)、アントン・イグブノフさん(ピアノ)、セルゲイ・コンスタンティーノフさん(ピアノ)が来日し、常葉学園短期大学音楽科においての国際交流が始まりました。
特に、モスクワ国立音楽院の学生とのアンサンブルセッションは、常葉学園短期大学音楽科の学生が一番楽しみにしてきた行事の一つでした。この期間のために、それぞれ一生懸命練習を重ね、楽器と音楽を通しての学生の交流があちこちで繰り広げられています。以下、学生たちの声と共に、様子をお届けします。
(写真左)ヴァレンティン・ウリューピンさん(クラリネット)
『ウリューピンさんは、曲の雰囲気を、楽譜に表記されている以上の表現で音楽を作ることを、自らそれぞれのパートを吹いて教えてくれました。すぐ近くで聞いていて、圧倒されましたし、とても説得力のある音でした。非常に勉強になり、楽しく、貴重なアンサンブルの時間でした』
『緊張でかたくなってる私たちに、ウリューピンさんが優しく「もっと自由に音楽をやろう」と言ってくださって、楽しく四重奏できました。音楽表現がすばらしくて、彼のカデンツはとても素敵で聴き入ってしまいました。 音楽を楽しんでいるのがすごく伝わってきて、私も人に伝える演奏がしたいと思いました』
(写真右)セルゲイ・コンスタンティーノフさん(ピアノ)
『私は、モスクワの学生さんと初めて一緒に演奏しましたが、いつもは客席から見るだけの立場で、今回一緒に演奏してもらったのは今年初めてでした。近くでみるのと遠くでみるのではやっぱり全然違って迫力もあり、また自分の勉強に繋がりました。 自分に持っていない音楽要素をたくさん教えてもらいこれからの音楽にも生かしていきたいです。』
(写真左)ヴァレンティン・ウリューピンさん(クラリネット)
『始め彼から、「これ、良いよ。」と使用しているウリューピンさんがクラリネットの樽を渡され、終始それを借りて演奏しました。 まず一度全体を通し、その後歌い方や各箇所に合わせた奏法等を細かくご指導頂きました。 これまで、自分が勉強してきたものとはまた違った新しい視点からのアドバイスにただただ驚くばかりでした。 一回のアンサンブルの時間は短いですが、それでも沢山吸収出来ることがあり、とても貴重な良い経験になったと思います』
(写真左)アントン・イグブノフさん(ピアノ)
この他にも、たくさんの組み合わせのアンサンブルが、毎日何通りも行われています。学生にとって、これ以上ないくらいに刺激あふれる2週間となっている様子です。(モスクワセミナーは、2月16日から2月24日まで)
2/4に行われました保育「表現発表会」の動画を公開します。ご覧ください。
○英語英文科
○保育科Aクラス
○保育科Bクラス
○保育科Cクラス
○保育科Dクラス
○保育科Eクラス
○保育科Fクラス
○おまけ
2011年2月9日(水)、静岡音楽館AOIにて、「第1回 常葉学園短期大学音楽科ウインド・オーケストラ定期演奏会」が終了致しました。沢山の皆様のご来場を心より御礼申し上げます。ご来場者様アンケートでは、未熟な点、多々ある中、沢山の大変温かいお言葉の数々を頂きました。これを励みに、また来年に向かって、新しいスタートを切ったところです。
また、アンケートの人気曲投票では、特に、本学専任講師である塚本一実氏の作品への感想が1番多く、新作現代曲の演奏、という新たな挑戦が皆様の心に届いたことを、大変嬉しく感じております。(塚本一実先生による合奏指導の様子)
来年2月8日(水)には、「第2回 常葉学園短期大学音楽科ウインド・オーケストラ定期演奏会」を予定しています。その頃までに、一同、更に腕を磨いた姿を、皆様にお届けできたらと思っています。ご来場頂きまして、本当にありがとうございました。
常葉学園短期大学音楽科では、2月23日(水)に永井和子先生をお迎えして、公開レッスンを行います。
入場は無料です。皆様お誘い合わせのうえ、ご来場ください。
講師:永井 和子 先生(東京芸術大学教授・本学客員教授)
日時:2011年2月23日(水)12:00~13:30
会場:常葉学園短期大学812教室 (入場無料)
※オレンジホールではありません。ご注意ください。
曲目:
●本科1年 西川千尋 伴奏: 古川莉帆(本科1年)
P.チマーラ 〈Nostalgia〉 〈郷愁〉
●本科2年 鈴木理子 伴奏: 栩山彩華(本科2年)
オペラ《Turandot》より(G・プッチーニ) Tu,che di gel sei cinta
G.プッチーニ :オペラ《トゥーランドット》よりリューのアリア
〈氷のような姫君の心も〉
●専攻科1年 廣木悠代 伴奏: 稲本志保(専攻科2年)
三木露風 作詩/山田耕筰作曲
《風に寄せてうたへる春のうた》より〈青き臥床をわれ飾る〉
※駐車場がございませんので、公共交通機関をご利用の上ご来場ください。