どんな優秀な才能も、教養という土台があって初めて光る

 常葉大学短期大学部の役目とは、高等学校までの一方的な学習では満足できない、まだまだ自分の興味のある分野について学びたい、掘り下げたいという学生を受け入れ、成長の場を提供するところにあります。その短期大学というステージにあって今、見直されつつあるのが「教養教育」です。これから皆さんが学ぶであろう専門教育に対し「一般教養」と呼ぶこともできるこの分野は、単に基礎知識の復習であったり、パソコンの習得にとどまらず、独自の研究テーマを追求する中で、新しい領域に踏み出す際のナビゲーションになりえるものです。

 

 どのような分野であっても、専門知識さえ持っていれば通用するということはありません。学問と研究の道は、つねに新しい世界の探求であり、挑戦の連続です。新しい展開を前にしたとき、これまで身につけた知識が逆に先入観となることもあり得るのです。ものごとの成り立ちを知り、さまざまな可能性を探り、ときにはまったく別の分野から理論を応用するなど、柔軟性ととらわれない思考を身につけるのに大切なのが「教養教育」です。そういった意味で、学習の根幹、ひいては人生の根幹に重要性を発揮し、幅広い人間形成の一翼を担う大切な科目でもあります。